Bodegas Gutiérrez Colosía

醸造家・フアン・カルロスさんが造るシェリーをご堪能

エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの町に流れるグアダレーテ川のほとりにボデガはあります。現オーナーで醸造家でもあるフアン・カルロス・グティエレス・コロシアさんの祖父が1938年に創業されたそうで、現在に至るまでコロシア家のご家族で経営されています。
そのカルロスさんは何と！14才の時からシェリー造りの修行をされていたそうです。すごいですよね、まさにシェリーと共に生きる人生なんですね。

ある日、渡したい物があってコロシアを訪ねた時、スタッフの人に「カルロスさんは？」と聞くと、「え〜っと・・・どこかの熟成庫の中のどこかにいる・・・」と。敷地にある膨大な数のシェリーの熟成度合いをずっとお一人でチェックしているんです。カルロスさんはいつもこんな感じなのでスタッフですら何処にいるのか分からず、黙々とシェリー造りに取り組んでいます。その職人カルロスさんが造るシェリーは、どのタイプも「しっかりとして濃厚で芳醇、そして柔らかい」印象を受けます。朴訥な人柄に秘められている強いこだわりを感じさせるシェリーです。

聞くところによりますと、今、娘さんのお二人もシェリー修行に励んでいらっしゃるとか。やっぱりこうなんですよね、代々受け継がれて行く様は。
近年ボデガの近くに、娘さんがデザインしたバル「Bar Bespoke」（バル・ビスポーク）も開店したそうです。ホームページを見てみると、アーティスティックな面白そうなバルですよ！次に訪問する楽しみが一つ増えました。